腰痛は疼痛部位からの定義として、『腰痛は体幹後面に存在し,第12肋骨(1番下のあばら)と殿溝下端(お尻と太ももの付け根)の間にある少なくとも1日以上継続する痛みで、経根性(片側)または馬尾性(両側)の痛み・しびれやを伴う場合がある」とされています。
また、発症してからの有症期間によって、急性腰痛(発症から4週未満)、亜急性腰痛(4週以上3ヵ月未満)、慢性腰痛(3ヵ月以上)に分類され、腰痛の原因によっても非特異的腰痛(原因が特定できない腰痛)と特異的腰痛(腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など原因判明している腰痛)といくつもの分類があります。
【腰痛がある場合、どうしたらいいか?】
腰痛がある場合、まずは『医療機関の受診』をお勧めします。
理由として、前述のように腰痛は様々に分類されるため、発症期間や骨・関節・靭帯などに変形・変性がないかレントゲンや必要に応じてMRIなどの機器を用いて診断を確定させることの方が先決だと考えています。
腰痛の分類によって、治療方針や対処も変わるため、とりあえず整体やマッサージに行くという判断をされるのは、出来る限り控えていただくことをお勧めします。
(※特にお尻や下肢(大腿〜足部)の痛み・しびれなど神経症状も伴う場合は、尚更受診してください。)
【病院受診したけど、問題ないと言われた…】
『医療機関に受診したけど、何も問題ないと言われた…』という方も少なくないかと思います。
それに対して、「何もしてもらえなかった…」と悲観的に感じている方も中にはいらっしゃるかと思いますが、決して悪いことではないと思っています。
骨や靭帯などの変形・変性など構造的に問題がないのであれば、日常生活での身体の使い方による癖(くせ)や重心位置が偏っている、筋肉のアンバランスなどによって症状を起こしている可能性が高くなります。そして、それらの症状はピラティスで大いに改善する可能性が高いです。
ピラティスで身体を整えることで痛みがない豊かな生活を送るために、一歩踏み出してみませんか?
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